2015年7月15日
窒素・堆肥の施用および乳酸菌の添加が飼料イネ「リーフスター」サイレージの発酵品質におよぼす影響
日本草地学会誌
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- 巻
- 61
- 号
- 2
- 開始ページ
- 67
- 終了ページ
- 73
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14941/grass.61.67
- 出版者・発行元
- Japanese Society of Grassland Science
異なる施肥水準で栽培した飼料イネ(リーフスター,<i>Oryza sativa </i>L.)を用いて,無添加および乳酸菌(畜草1号,<i>Lactobacillus plantarum</i>)添加のホールクロップサイレージを調製し,化学成分と発酵品質を調査した。施肥量は窒素肥料が10aあたり0,12,24kg(0N,12N,24N)の3水準,堆肥が10aあたり0,2,6tの3水準とし,組み合わせにより9試験区を設けた。<BR>窒素の施用によりサイレージの水分および粗タンパク質含量が増加し,サイレージ発酵過程における揮発性塩基態窒素および酪酸の生成量が増加した。一方,堆肥の施用はサイレージ中の粗タンパク質含量を増加させたが,発酵品質には影響を及ぼさなかった。乳酸菌の添加は,窒素施肥量の増加に伴う酪酸発酵を抑制せず,多肥条件下では発酵品質の改善効果が明らかとはならなかったが,窒素肥料12kg/10a,堆肥2t/10aの施用量までは乳酸発酵を促進してサイレージの発酵品質が向上した。
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