NSRR施設における簡易的なPRAのためのハザード分析
日本原子力学会2023年秋の大会
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- 開催年月日
- 2023年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 名古屋
- 国・地域
- 日本
本研究では、グレーデッドアプローチの視点での効果的な保全活動に資することを狙いとし、NSRR施設を対象に、保全活動の目標水準への影響を踏まえた機器類の重要度分類等を決定論的評価や工学的判断に基づき検討している。今回、このように策定された重要度分類の妥当性を確認するとともに、計画している簡易的なPRA(確率論的リスク評価)手法の整備に役立てるために、ボトムアップ及びトップダウンによるハザード分析を行った。ボトムアップ分析では、主に実験プロセスごとに構成機器の故障、その原因、影響等を抽出し、FMEA(潜在的故障モード影響解析)テーブルとしてまとめた。トップダウン分析では、マスターロジックダイアグラムを用いて、原子力災害を頂上事象とした場合に想定される放射性物質及び放射線の移行経路による異常事象の分類を行った。本報では、それらの結果を報告する。