NSRR制御棒校正表の妥当性の検証
日本原子力学会2024年秋の大会
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2024年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 仙台
- 国・地域
- 日本
NSRRでは、定期事業者検査の反応度抑制効果確認検査(正ペリオド法、制御棒落下法)において、制御棒校正表を使用している。制御棒校正表は、「逆時間方程式により即発臨界未満でのステップ状の反応度投入量と正ペリオドの関係を計算した表」と「遅発臨界状態からステップ状の負の反応度を投入した場合の中性子束の減衰曲線から改良落下法により反応度量を計算した表」から構成される。NSRRは、パルス運転が主な運転方式であり、燃料の燃焼度が極めて低いため、1975年の初臨界以降炉心構成を変更していない。核特性データに大きな変化がないことから、最初の検査から継続してこの表を用いて反応度抑制効果を確認している。しかしながら、この制御棒校正表には、数値の出典や計算に使用したデータ等の記録が十分に示されていないため、その妥当性について改めて検証を行った。本報では、その結果を報告する。