2019年4月 - 2023年3月
団地コミュニティーのレジリエンス向上を目指すプログラムモデルの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
日本国内の研究において示されているコミュニティレジリエンスの概念を明らかにすることを目的とし、CiNii、医中誌、GoogleScholarにてコミュニティおよびレジリエンスの2語より、文献検索を行い、検討対象とした。概念分析には、ウォーカーとアーバンによってアレンジされた手法を用いた。。CiNiiで62文献、JAMSで19件、Google Scholarで52件がヒットした。アブストラクトのみ、コミュニティレジリエンスを言及していないもの、異なるテーマの文献は除外した。17が分析対象となった。
日本においては、災害に関するコミュニティ・レジリエンスの概念と平常時の概念に関する研究が行われていることが明らかとなった。
先行要件には、その地域に住み続けている住民、悪い状況変化、伝統的な地縁組織(行政区)があった。属性には、多様性、冗長性、オープンで緩やかなバウンダリーをもつネットワーク、ソーシャルキャピタル、住民参加があった。結果には、コミュニティーの継続、コミュニティーの適応力の向上があった。
結論として、日本は少子高齢化であり、災害も多く、人間関係の希薄化が問題とされてきている。そして個人の健康は、社会や人との結びつきに影響を受けることが明らかとなってきており、個人が属するコミュニティのレジリエンスが個々の健康に影響すると考えられる。本研究により明らかとなったコミュニティレジリエンスの属性が、地域の人々の健康を支援していく上での指針となることを示すことができた。その結果23rd East Asian Forum of Nursing Scholarsにて成果を発表した。
日本においては、災害に関するコミュニティ・レジリエンスの概念と平常時の概念に関する研究が行われていることが明らかとなった。
先行要件には、その地域に住み続けている住民、悪い状況変化、伝統的な地縁組織(行政区)があった。属性には、多様性、冗長性、オープンで緩やかなバウンダリーをもつネットワーク、ソーシャルキャピタル、住民参加があった。結果には、コミュニティーの継続、コミュニティーの適応力の向上があった。
結論として、日本は少子高齢化であり、災害も多く、人間関係の希薄化が問題とされてきている。そして個人の健康は、社会や人との結びつきに影響を受けることが明らかとなってきており、個人が属するコミュニティのレジリエンスが個々の健康に影響すると考えられる。本研究により明らかとなったコミュニティレジリエンスの属性が、地域の人々の健康を支援していく上での指針となることを示すことができた。その結果23rd East Asian Forum of Nursing Scholarsにて成果を発表した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K11181
- 体系的課題番号 : JP19K11181