共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2017年3月

乳幼児期における双子言葉(宇宙語)現象の発生予防とファミリーケアの研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
  • 早川 和生
  • ,
  • 大村 佳代子
  • ,
  • 田中 晴佳

課題番号
16K15995
配分額
(総額)
3,250,000円
(直接経費)
2,500,000円
(間接経費)
750,000円

乳幼児期の双生児の場合、常に一緒にいることから2人のみで通じる独自の言語(宇宙語、Twin language) を作り上げてしまい、日本語の修得に障害が生じることがある。当研究者らは、かねてより実施しているツインマザースクラブの会員を対象に言語保健学的研究を実施しており、対象となる双生児家族の協力を得て、郵送質問紙調査および自宅訪問調査を実施している。平成28年度においては、過去に収集した調査データ及び厚生労働省が保有する全国的な双生児の周産期死亡統計を基にして、乳幼児期の双生児の卵性別の死亡率の解析を実施した。また、乳幼児期から成人期までの身長およびBMI(Body Mass Index)の変動について大阪大学、ヘルシンキ大学、シドニー大学、ロンドン大学を中心とした大規模な国際共同研究に参画したことから人種間の身体発達の差異に関与する社会要因についても研究データを国際共同研究(CODA Twin Project) の成果として発表することができ、海外の先進諸国でも非常に高い学術的評価を得ることができた。また、新たな双生児家庭の協力を得て研究規模を拡大するために、三重県庁が内閣府の認可を受けた特区として実施するライフイノベーション特区における全県民を対象にした健康情報データベースを用いた双子の登録システムの構築を開始した。これらのデータベース情報の管理は三重大学医学部にて実施されることから三重大学医学部医療情報部門との連携を開始した。ただ、当研究者が急に疾患罹患し、大学病院に長期入院にて大学を退職せざるをえないことから本年度の研究は中断することになった。