2007年4月
DV被害を受けた母子への治療プログラム研究-集団療法の適用可能性の検討
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- 担当区分
- 共著
- 担当範囲
- 共同研究のため,分担部分抽出不可能。
- 出版者・発行元
- 厚生労働科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業
- 記述言語
- 日本語
- 著書種別
- 調査報告書
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害を受けた母子の調査では,実際に暴力被害を受けた母親と同様に,子どもの精神的健康も重篤に阻害された状態にあることが示されている。母子を1つのユニットとして捉え,両者の治療効果を同時に見込める介入方法として,DV被害が子どもに及ぼす悪影響を危惧する女性を対象とした集団療法を実施した。集団療法は4名までを1グループとし,1セッション90分間,全3セッションを1クールとして行われた。参加者10名の状態不安,および特性不安はセッション終了後に有意に低減した。それだけでなく,集団療法が心理教育的役割を果たし,能動的な問題解決への動機づけの促進や孤立化の軽減につながった可能性も示された。
分担研究者:加茂登志子・金 吉晴
分担研究者:加茂登志子・金 吉晴