2010年3月
複数のリラクセーション技法を用いた集団ストレスマネジメント教育が大学生のストレス反応に及ぼす効果
東海学院大学紀要
- 巻
- 号
- 3
- 開始ページ
- 105
- 終了ページ
- 109
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
大学生のヘルスプロモーションを目的とした集団ストレスマネジメント教育がストレス反応の低減に及ぼす効果を検討した。大学1年生を対象に,ストレスのメカニズムについて理解を促した後,複数のリラクセーション技法(呼吸法,漸進的筋弛緩法,イメージ)を紹介し,その習得訓練を行った。時期を要因とする一要因分散分析の結果,実施1ヵ月後の心理的ストレス反応が実施前よりも減少する傾向にあった。しかし,訓練を完遂した学生とドロップアウトした学生の間でストレス反応に有意な差は認められなかった。かった。また,脈拍において有意な変化は認められなかった。