論文

査読有り 筆頭著者
2017年5月

障害者就労移行支援プログラムにおける効果モデルの実践への適用可能性と効果的援助要素の検討:全国22事業所における1年間の試行的介入研究の結果から

社会福祉学
  • 新藤健太
  • ,
  • 大島巌
  • ,
  • 浦野由佳
  • ,
  • ほか

58
1
開始ページ
57
終了ページ
70
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.24469/jssw.58.1_57
出版者・発行元
一般社団法人 日本社会福祉学会

<p>就労移行支援事業は十分な成果を上げているとはいえず,実践現場に適用しうる効果的な「モデル」を構築し,実施・普及させる必要がある.本研究は,全国22事業所において,プログラム評価理論と優良(Good Practice)事例の質的検討に基づき構築した「効果モデル」や具体的な取り組みを規定した「効果的援助要素」に準拠した試行的介入と評価を行い,実践への適用可能性やより効果的なモデルへの発展,「制度モデル」への発展可能性を検討した.</p><p>その結果,「効果的援助要素」の実施は就労移行者数や就労定着率の上昇に貢献し,より効果的なモデルへと発展させるためには,OJT(企業でのトレーニング)による支援やネットワーク型の就労定着支援のさらなる検討が必要であることが明らかになった.そして,この「効果モデル」を「制度モデル」へと発展させ,実施・普及を図るためには「効果モデル」に基づいた情報の整理と関係者への提供が必要であるという示唆を得た.</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.24469/jssw.58.1_57
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006089090
ID情報
  • DOI : 10.24469/jssw.58.1_57
  • CiNii Articles ID : 130006089090

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