2018年 - 2020年
意図的細胞誘導による新規エナメル上皮腫治療法開発に向けた試み
日本学術振興会 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
エナメル芽細胞は、退縮期に入るとほとんどの活性を失い、歯の萌出とともに体外に排出される。エナメル上皮腫は、胎生期のエナメル器の細胞が残存し腫瘍化したものである。エナメル上皮腫の細胞を退縮エナメル上皮細胞に類似した細胞に分化誘導することによって、エナメル上皮腫の進行が抑制される可能性がある。しかしながら、退縮エナメル上皮の分子レベルでの知見はほとんどない。本研究では、退縮エナメル上皮は、老化シグナルを活性させることによって活性を低下させ、萌出までエナメル表面にとどまることを明らかにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K19639
- 体系的課題番号 : JP18K19639