MISC

2014年6月

原子力機構-東海タンデム加速器の現状

Proceedings of 10th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 松田 誠
  • 長 明彦
  • 阿部 信市
  • 石崎 暢洋
  • 田山 豪一
  • 仲野谷 孝充
  • 株本 裕史
  • 中村 暢彦
  • 沓掛 健一
  • 乙川 義憲
  • 遊津 拓洋
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開始ページ
307
終了ページ
309
記述言語
日本語
掲載種別

2012年度の加速器の運転は2度のマシンタイム期間で行われ、運転日数は113日であった。最高運転電圧は18MVで9日間の利用があった。利用されたイオン種は16元素(19核種)であり、C分子イオンも加速された。また、$^{132}$Xeと$^{12}$Cを同時に試料に照射するデュアルビーム加速を実現した。高電圧端子内に設置されたECRイオン源からのビーム利用が多く全体の48\%を占めた。超伝導ブースターは4日間運転され、現在は予算削減のため休止状態となっている。主な整備事項では、2012年度交換を完了しなかったひびの入った残りの加速器の絶縁カラムを支えるセラミクスポストの交換を実施した。最終的には、240本中38本にひびが生じていた。また先の大地震で被害を受けた建屋の補修工事を2012年の11月から約3か月に渡り実施し、建屋の壁や柱のひび割れの補修を行った。現在は、大型静電加速器としての特徴を活かすべくビーム開発を実施しているところである。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5047585

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