基本情報

所属
立教大学 観光学部 交流文化学科 教授
学位
博士(学術)(2011年10月 東京大学)

連絡先
kadotarikkyo.ac.jp
研究者番号
90633529
J-GLOBAL ID
200901025833986040
researchmap会員ID
5000090433

外部リンク

文化人類学・民俗学の観点から以下の研究を行っています。

ポスト世俗化と現代宗教の研究

現代日本の巡礼、聖地をめぐる人々の実践、資本や文化遺産制度による資源化、宗教や信仰をめぐる概念的な流動化について、民族誌的に研究してきました。現在、沖縄をフィールドに、開発やインフラストラクチャーと聖域の関わり、スピリチュアリティとツーリズム、地域振興と政教分離などに関する調査を進めています。また「宗教とツーリズム」研究のプロジェクトを通して、宗教社会学にも貢献をするように努めています。

社会運動/文化運動の民俗学

社会変革と民俗学との関わりを踏まえ、「批判的民俗学」の基礎的研究を開始(2024年〜)。具体的には以下のトピックを考えていきます。

  • 「周辺」における社会運動、文化運動の展開
  • モノを通じた統治権力と日常生活
  • ソーシャルメディア時代の日常的抵抗:道具としてのフォークロア

また2010年から佐渡島(新潟県)において研究グループ「生活文化研究フォーラム佐渡」を立ち上げ、社会デザインと民俗学/人類学に関する研究を共同で展開し、その成果のひとつとして『宮本常一 〈抵抗〉の民俗学——地方からの叛逆』(2023年9月)などがあります。 

その他

  • 日常学としての民俗学プロジェクト:多言語誌『日常と文化』を編集し、民俗学と「日常」研究の架橋を図る。
  • 人類学的な社会デザインの研究。特に編集・出版という実践の可能性を考える。
  • 批判的遺産研究(Critical Heritage Studies)の観点からみた世界遺産制度と聖地に関する研究
  • 離島における脱都市的なオルタナティブ社会デザイン
  • [構想中]民俗学の制度設計に関する「学知」史的研究
  • [構想中]社会学者・小山栄三と観光イデオロギーに関する科学史的研究

教育

所属先(大学院観光学研究科、観光学部交流文化学科)では人類学、民俗学、宗教社会学、Japanese Studiesなどの観点でモビリティ、開発、ツーリズム、宗教的諸現象、地域・文化などを研究する院生(+学部生)を指導しています。関心のある方はkadota[at]rikkyo.ac.jpからお問い合わせください。


書籍等出版物

  23

主要な論文

  30

主要なMISC

  64

講演・口頭発表等

  81

主要な担当経験のある科目(授業)

  13

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  19

社会貢献活動

  16