論文

査読有り
2020年12月

定常照射における高速炉燃料ピンの破損特性評価

Nuclear Engineering and Design
  • 岡 弘*
  • ,
  • 皆藤 威二
  • ,
  • 生澤 佳久
  • ,
  • 大塚 智史

370
開始ページ
110894\_1
終了ページ
110894\_8
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.1016/j.nucengdes.2020.110894

本研究では、実験的に得られた燃料ピン破損データを使用して、高速炉燃料ピンの破損予測における累積損傷和(CDF)での評価の信頼性を評価したものである。EBR-IIでの照射により定常照射中に破損した6本の燃料ピンについてCDFを評価した。照射後試験により、被覆管のクリープ損傷に対するFCMIの寄与は小さく、FPガスを含む内圧応力により評価可能であることがわかった。被覆管温度履歴やFPガスによる内圧上昇を考慮し、炉内クリープ破断式を使用して破損ピンのCDFを評価した結果、破損発生時のCDFは0.7から1.4の範囲であり、定常照射での燃料ピン破損はCDF値が1.0近傍において発生する実績が得られた。本結果により、適切な材料強度と環境効果が考慮された場合、CDF評価は燃料ピン破損の予測にあたって信頼性のある手法であることがわかった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.nucengdes.2020.110894
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5068800
Scopus
https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85094319003&origin=inward
Scopus Citedby
https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85094319003&origin=inward
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.nucengdes.2020.110894
  • ISSN : 0029-5493
  • SCOPUS ID : 85094319003

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