論文

査読有り
2017年1月

第四世代炉の炉心材料としてのODSフェライト/マルテンサイト鋼

Structural Materials for Generation IV Nuclear Reactors
  • 鵜飼 重治*
  • ,
  • 大塚 智史
  • ,
  • 皆藤 威二
  • ,
  • de Carlan Y.*
  • ,
  • Ribis J.*
  • ,
  • Malaplate J.*

開始ページ
357
終了ページ
414
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/B978-0-08-100906-2.00010-0

酸化物分散強化型(ODS)鋼は、第四世代炉の被覆管として有望視されている。本稿では、日本およびフランスで進められてきたODSフェライト/マルテンサイト鋼の開発状況の概要を述べる。まず、ODSフェライト/マルテンサイト鋼の化学組成を示す。次にフェライト系ODS鋼およびマルテンサイト系ODS鋼について、それぞれ再結晶および$\alpha$/$\gamma$相変態を利用した製管・組織制御技術について述べる。最適化された製造技術は基本的に両国共通である。端栓接合技術としては、加圧抵抗溶接法の開発が進められている。ODSフェライト/マルテンサイト鋼が優れた高温強度と耐照射性を有することが確認されている。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/B978-0-08-100906-2.00010-0
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5054793
ID情報
  • DOI : 10.1016/B978-0-08-100906-2.00010-0

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