2020年4月 - 2023年3月
フランス・アカデミーの総合的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
今年度前半には、隠岐が中心となり日本18世紀学会において「学問・芸術の制度と『自由』──18世紀におけるアカデミー、大学、官僚機構───」と題した共通論題報告が2021年6月26日に組織され、隠岐、玉田、新居、栗田が報告に参加し、本科研の研究成果の一端を世に問うた。
今年度後半にはコロナ渦が継続したためオンラインにて3回研究会を行った。本年度から予定の各アカデミーの比較研究に取り掛かり、組織、財政、会員制度、教育、社会との関係、外国アカデミーとの関わりについて担当者が基調報告し、活発な質疑応答を重ねた。
引き続き「王立諸アカデミーを総体として捉え、黎明期にあった人文社会科学、自然科学をはじめとする近代的な諸学門、諸芸術の領域が、初期近代のアカデミーという場を与えられ、次の時代につながる制度的基盤を形成していった過程を明らかにする」ことを念頭に置きつつ、比較研究の初年度の本年においては各発表を少なくとも二つのアカデミーの比較検討に着手することした。その中でアカデミー相互の共通性や相違が各自が想像していた以上に浮かび上がるともに、次年度にむけてさらなる研究の進展を促すための諸課題や各テーマにおいて深堀すべき方向性が明らかになってきたと言えよう。
<BR>
<BR>
研究会の日程と担当者:2022年1月15日:中島(組織)、2月21日:玉田(教育);佐々木(会員制度)、3月14日:隠岐(財政);栗田(社会との関係);新居(外国との関わり)
今年度後半にはコロナ渦が継続したためオンラインにて3回研究会を行った。本年度から予定の各アカデミーの比較研究に取り掛かり、組織、財政、会員制度、教育、社会との関係、外国アカデミーとの関わりについて担当者が基調報告し、活発な質疑応答を重ねた。
引き続き「王立諸アカデミーを総体として捉え、黎明期にあった人文社会科学、自然科学をはじめとする近代的な諸学門、諸芸術の領域が、初期近代のアカデミーという場を与えられ、次の時代につながる制度的基盤を形成していった過程を明らかにする」ことを念頭に置きつつ、比較研究の初年度の本年においては各発表を少なくとも二つのアカデミーの比較検討に着手することした。その中でアカデミー相互の共通性や相違が各自が想像していた以上に浮かび上がるともに、次年度にむけてさらなる研究の進展を促すための諸課題や各テーマにおいて深堀すべき方向性が明らかになってきたと言えよう。
<BR>
<BR>
研究会の日程と担当者:2022年1月15日:中島(組織)、2月21日:玉田(教育);佐々木(会員制度)、3月14日:隠岐(財政);栗田(社会との関係);新居(外国との関わり)
- ID情報
-
- 課題番号 : 20K00126
- 体系的課題番号 : JP20K00126
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
2-
ゲシヒテ (16) 48-58 2023年11月 招待有り筆頭著者
-
研究室紀要 49 33-44 2023年7月 招待有り筆頭著者
講演・口頭発表等
2-
Conférence invitée, par l'Assemblée du Collège de France sur la proposition de Pr Samantha Besson 2024年3月13日 招待有り
-
科研費基盤研究C「フランス・アカデミーの総合的研究」研究会 2020年12月27日