2012年 - 2012年
洗浄力・可溶化能の向上を目指した両親媒性物質のナノ構造制御
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
研究成果の概要(和文):長鎖アルキルアミンオキシドは、プロトン化種と脱プロトン化種間に形成される水素結合により、種々の溶液物性が特異なプロトン化度依存性を示す。我々は、ピリジル基やアミド基などの水素結合部位を長鎖アルキルアミンオキシドに導入した新規界面活性剤を合成し、その化学構造の違いが溶液物性に与える影響について調べた。その結果、水素結合部位の配置やスペーサー長、疎水鎖長を変化させることで、界面活性剤分子間及び分子内相互作用を調節できること、また、臨界ミセル濃度、会合体サイズ、洗浄力、起泡性能、可溶化力など種々の溶液物性を制御できることを明らかにした。
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- 課題番号 : 22500727
- 体系的課題番号 : JP22500727