2019年6月 - 2021年3月
細菌リボソームRNAにコードされ生存危機ストレスにより翻訳される防御ポリペプチド
日本学術振興会:科学研究費 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
近年、抗生剤の重要性が医学的・社会的にますます大きくなっている。本研究では、ノンコーディングRNAとされている原核生物リボソームRNA(rRNA)が遺伝子情報を内在的にコードし、生存危機回避などの特殊な状況においてポリペプチドに翻訳されるという『r-Peptide』仮説の解明を目指し、rRNA配列由来のポリペプチド(r-peptide)の同定と機能について研究を実施した。バイオインフォマティクス解析より得られたr-peptideが特異的な抗-抗菌活性を有し、その作用機序モデルを示した。さらに、質量分析解析により、抗生物質存在下において酸化型r-peptideの発現が示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K22240
- 体系的課題番号 : JP19K22240