2016年4月 - 2019年3月
口腔機能の向上が栄養改善を介して高齢者の認知・運動機能を維持・向上する過程の検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
栄養状態と口腔機能の関連について検討を行ったモデルにおいて,その他の交絡因子を調整した上でも,咬合力が低い者は栄養状態が低下しやすいことが明らかとなった.また,高齢者の日常の食生活における咀嚼筋活動量を様々な食品の摂取量より推察し,歯数や咬合力などの口腔内の状態との関連を検討した結果,咬合力が低い者は,硬い食品の摂取を避け,日常生活の咀嚼筋活動が低下していることが明らかとなった.認知機能と口腔機能の関連について検討を行ったモデルにおいて,認知機能に関わる因子を調整した上でも,咬合力の低下は,認知機能の低下に関連することが明らかとなった.
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- 課題番号 : 16H05523
- 体系的課題番号 : JP16H05523