講演・口頭発表等

2018年5月26日

「幕府公用通行をとおして見る伊予国松山藩の銭匁札勘定―経費支給方式における天明~天保年間の変容を中心に―」

『社会経済史学会第87回全国大会』自由論題 日本史Ⅰ【査読あり】(於 大阪大学)
  • 鴨頭俊宏

開催年月日
2018年5月25日 - 2018年5月26日
記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
主催者
社会経済史学会
開催地
大阪大学

江戸時代の幕府公用通行を支えた情報ネットワークの研究につき、これまではもっぱら、支える現場である地域社会側の視点でいかに藩庁(領主)から経費支給を引き出しつつネットワークを広げるかばかりを分析してきた。それに対して本報告では、支給する藩の側の視点でいかに支配を維持していくかを、伊予国松山藩の銭匁(せんめ)勘定を素材にしつつ見直してみたのである。こうして、支配―被支配の両面から、幕藩体制を維持するしくみをより正確に説明しようとした。