原子力施設の廃止措置における特徴
日本原子力学会2009年秋の大会
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- 開催年月日
- 2009年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 仙台
- 国・地域
- 日本
原子力科学研究所では、原子炉施設である動力試験炉(JPDR)、核燃料使用施設であり燃料物性等の研究を行っていた施設であるセラミック特研の廃止措置が終了している。また、核燃料使用施設であり工学規模で再処理試験を実施していた施設である再処理特別研究棟(JRTF)の廃止措置を進めている。これら3施設の廃止措置から得られた作業データをもとに、施設の種類による解体工事の特徴について比較を行った。放射能量の少ないセラミック特研及びJPDRのうち比較的放射能量の少ないタービン建屋等では全面マスク等による在来工法により解体を行った。JPDRのうち比較的放射能量の多い原子炉格納容器内機器では遠隔工法により解体を行った。Puを含むTRU核種により汚染されたJRTFではエアラインスーツによる在来工法により解体を行った。在来工法による解体を比較すると、作業装備,グリーンハウスの構造及び作業体制の違いにより、作業効率が大きく異なることがわかった。