2017年4月 - 2020年3月
幼児における心の理論発達の文化差の検討-日本・オーストラリア・イランの比較-
日本学術振興会 科学研究費 基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,290,000円
- (直接経費)
- 3,300,000円
- (間接経費)
- 990,000円
- 資金種別
- 競争的資金
幼児の心の理論の発達における文化差は以前から指摘されながら,その原因については明らかにされてこなかった。そもそも,同じ状況を設定した文化比較が行われておらず,可能性で議論されている点が問題であった。申請者は科研費若手研究(B)において日中韓豪の4か国の成人を対象に,その文化差の要因は,従来から言われていることで説明できる部分もあればできない部分もあることについて明らかにした。しかし,心の理論の発達が著しい幼児を対象とした厳密な文化差の研究は行われていないため,心の理論の発達が最も遅い日本と最も早いオーストラリア,さらには心の理論の発達について明らかにされてこなかったイランの3か国において幼児やその親に同じ課題を用いて,心の理論の発達に及ぼす要因について検討することを目的とする。