共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2024年3月

がん治療における口内炎予防・治療に対する含嗽用フォーム製剤の開発と臨床評価

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
21K06713
体系的課題番号
JP21K06713
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

がん治療における口内炎は頻発する副作用であり、口内炎に対する予防及び治療は重要である。含嗽は口内炎の予防や治療はその有用性が期待される。本研究では、がん治療における口内炎の予防・治療を目的とした、含嗽用フォーム製剤の開発とその臨床効果の検証を目的とし、①含嗽用フォーム製剤の開発と特性の解明、および②含嗽用フォーム製剤の口内炎予防・治療効果の検証、について段階的に明らかにする。
本年度は、口内炎治療にエビデンスのあるベンジダミン(Ben)、デキサメタゾン(Dex)、アロプリノール(All)、レバミピド(Reb)及びポラプレジンク(Pol)を選択し、それらの薬物を含有する口内炎治療用フォーム製剤を、病院や地域薬局の調剤室で調製できるように院内製剤としての調製法について検討し、その製剤学的評価を行った。Ben, Dex, All及びReb原末を2%ないし4%のメチルセルロース(SM-4)溶液に加え、高圧蒸気滅菌(121℃、20分)後にポンプフォーマー容器(F7、大和製罐)に充填した。All錠(All-T)は粉砕し、4%SM-4溶液に加えた。Pol口腔内崩壊錠(Pol-OD)は4%SM-4溶液中で崩壊させた。その後、同様にポンプフォーマー容器に充填した。フォーム製剤の処方は、1回使用における薬物量が既報(ガイドライン、病院薬局製剤事例集)と同様になるよう決定した。なおPol-ODフォーム製剤では、クエン酸(0.6%)を添加した。製剤学的評価の結果、それぞれのフォーム製剤の特徴を明らかにすることができた。また各フォーム製剤はRebを含有する製剤を除き、日本薬局方の含量均一性試験に適合した。よって口内炎治療を目的とした薬物含有フォーム製剤を院内製剤として調製することができた。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K06713
ID情報
  • 課題番号 : 21K06713
  • 体系的課題番号 : JP21K06713