2018年4月 - 2021年3月
α線放出核種At-211の定位的脳内注入による難治性てんかんの治療
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
今年度は、正常な脳組織が、α核種astatineから受ける影響に関して評価を行った。
正常なラットに対して、ステレオ装置およびマイクロシリンジを用いて、両側海馬に1μlのastatine溶液を注入した。一方、コントロールとして、溶媒である生理食塩水を同様に注入した。その後、astatine注入モデルに関して、一定の時間間隔でSPECT装置を用いて、放出されるガンマ線を計測した。
また、すべての動物に関して、状態の観察、体重などの変化の記録、迷路を用いた認知機能検査を施行。さらに、注入1週間後に、すべての動物に関して、F-18 FDG PETを施行。脳糖代謝を計測した。
その結果、正常ラットの脳に注入されたastatineは注入部位以外に物理的に漏出することはなかった。ラットの状態、体重などの変化、認知機能の変化、脳糖代謝の有意な変化に関しては、有意な変化を認めなかった。
正常なラットに対して、ステレオ装置およびマイクロシリンジを用いて、両側海馬に1μlのastatine溶液を注入した。一方、コントロールとして、溶媒である生理食塩水を同様に注入した。その後、astatine注入モデルに関して、一定の時間間隔でSPECT装置を用いて、放出されるガンマ線を計測した。
また、すべての動物に関して、状態の観察、体重などの変化の記録、迷路を用いた認知機能検査を施行。さらに、注入1週間後に、すべての動物に関して、F-18 FDG PETを施行。脳糖代謝を計測した。
その結果、正常ラットの脳に注入されたastatineは注入部位以外に物理的に漏出することはなかった。ラットの状態、体重などの変化、認知機能の変化、脳糖代謝の有意な変化に関しては、有意な変化を認めなかった。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K07674