MISC

2010年2月

地層処分性能評価における生物圏の変遷及び将来の人為的行為の様式化に関する考え方の国際的な動向整理

JAEA-Review 2009-052
  • 加藤 智子

開始ページ
23
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-review-2009-052

時間スケールが超長期に及ぶ地層処分の生物圏評価シナリオにおいて、将来に渡る生物圏(地表環境及び人間の生活様式)の変遷を正確に推測し、記述することは困難であるとともに、「処分場の性能を人間が受ける放射線影響という指標で表現する」という生物圏評価の目的においては、時間の経過とともに不確実性が増大する生物圏の状態に対する正確な将来予測は不要である。したがって、現在の科学的・社会的知見を参照し、地質環境の長期的変遷に基づく生物圏の状態変化を、規制要件や評価の目的に応じて適切に記述するための方法、すなわち、様式化の方法論を整理しておくことが重要となる。本報告書では、諸外国における安全基準・指針類の規定内容及び性能評価報告書における取り扱いを概説するとともに、我が国の地層処分性能評価において、生物圏の変遷及び将来の人間活動を様式化する際に留意すべきポイントを整理した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-review-2009-052
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5022962
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-review-2009-052

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