2014年4月 - 2018年3月
髄鞘恒常性の破綻による精神症状発症機序の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(A) 若手研究(A)
情動・認知といった高次脳機能に障害を呈する精神・神経疾患の病態解明・治療法の開発が現代社会で早急に求められている。そのグリア細胞の中でもオリゴデンドロサイトは髄鞘を形成し神経伝導速度を制御し、約50倍程度まで速めることができる。この機能によって活動電位の到達時間を制御し、シナプスの発火タイミングを調節することが可能になり、情報伝達を効率化する役割を持っていると考えられる。本研究では神経活動依存性髄鞘化の神経回路活動に対する寄与を、これが損なわれているマウスを用いて、2光子顕微鏡下で運動学習を行わせその神経細胞集団活動の解析を行うことで明らかにした。
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- 課題番号 : 26710004
- 体系的課題番号 : JP26710004