共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

男性正規雇用労働者の意識や行動の変遷及び職場の多様性に与える影響に関する調査

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
19K01920
体系的課題番号
JP19K01920
配分額
(総額)
1,560,000円
(直接経費)
1,200,000円
(間接経費)
360,000円

本研究は、多様性が尊重される環境の中で労働者が各自のワーク・ライフ・バランス(WLB)を実現できる職場を構築するための手がかりを、今まで主な研究対象となっていない男性正規雇用労働者の意識や行動を掘り下げていくことで見つけだそうとするものである。インクルージョンという概念のもとでは、彼らも多様性やWLB問題の一部であり、職場のマジョリティである彼らの意識や行動をたどることで、様々な問題の当事者だけでなく職場の全ての人材が活躍できるようになるのではないだろうか。自身の調査から得た知見を軸に調査規模を拡大しより効率的な質的調査を実施すること、そして新たな比較調査から得られる知見をもとに、職場において上述の労働者全てがお互いを尊重しながら共存できる環境を、企業の人事政策として提案することを本研究の目的とする。研究期間の3年間で達成すべき目標は3つある。1つ目は現在行っている調査の規模を拡大することと、インタヴューを半構造化し、質的とはいえデータとして比較・検討しやすい形にすることである。2つ目は、先進諸国(特に米国)における男性正規雇用労働者の意識の変遷をたどることと、彼らへのインタビューを実現することである。3つ目は、日本とアメリカ両国から得られた知見をもとに、職場において上述の図1にある①、②、③に属する労働者が共存できる環境を、企業の人事政策として提案し、職場でのパイロットスタディを実行することである。これら3つを2019年度、2020年度、2021年度それぞれの目標とする。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K01920
ID情報
  • 課題番号 : 19K01920
  • 体系的課題番号 : JP19K01920

この研究課題の成果一覧

論文

  1