2012年12月30日
語りえぬ記憶と復興への学習—ふたつの大震災の間で
日本教育学会『教育学研究』
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回数 : 61
- 巻
- 第79巻第4号, pp. 367-379
- 号
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11555/kyoiku.79.4_367
- 出版者・発行元
- 日本教育学会
学校における教師と子どもたちの震災学習は、深い傷痕を残す悲痛の記憶をいかに語り互いに共有することができるのかという根源的な矛盾に直面し、それに挑戦するものになる。本論文では、このような矛盾を乗り越えてゆく教育実践は可能かという問いへアプローチするために、震災体験からの学習と教育の事例分析を、活動理論の枠組みにもとづき行った。分析の結果、子どもたちが、学校における震災学習を通じ、学校外のさまざまな「学びの提供者」と出会い、結びつながることによって、新たな支えあいの文化と生活を創造してゆく可能性が明らかとなった。
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- DOI : 10.11555/kyoiku.79.4_367