2014年4月 - 2018年3月
幼児虐待の連鎖-サルを対象とした不適切養育行動の世代間伝達の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
不適切養育行動の世代間伝達の機序解明のため、コモンマーモセットで見られる新生児の尾の欠損「尾食い」について検討した。その結果、尾食いされた個体が自身の子の尾食いをする場合は養育状況や家系よりも行為視認あるいは味覚的経験が関係している可能性が示唆された。また、新生児の尾の形状が行為を誘発し、嗅覚的味覚的忌避物質で尾への接触を避けることで行為を予防・終息できる可能性が示唆された。
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- 課題番号 : 26590176
- 体系的課題番号 : JP26590176