MISC

2009年

命令セットシミュレータを用いた計算機プログラムのハイブリッド実行手法:衛星シミュレータへの適用

システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
  • 奥田 勝己

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開始ページ
47
終了ページ
47
DOI
10.11509/sci.SCI09.0.47.0
出版者・発行元
一般社団法人 システム制御情報学会

一般に、命令セットシミュレータは、1つの命令を複数のホスト計 算機の命令で実行するため、ホストネイティブでプログラムを実行する場合と比較して、低速である。本稿では、プログラムの一部を命令セットシミュレータで実行し、別の一部をホストネイティブで実行することによって、命令セットシミュレータを用いたシミュレーションを高速化するハイブリッド方式を提案する。ハイブリッド方式のシミュレーションでは、プログラムの大域変数の一貫性が問題となる。本手法では、プログラム中の大域変数の一貫性を保つため、プログラムのデバッグ情報を用いてこの問題を解決している。また、本稿では、ハイブリッド方式のシミュレーションの衛星シミュレータへの適用について紹介し、提案手法の有効性を示す。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11509/sci.SCI09.0.47.0
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006986018
ID情報
  • DOI : 10.11509/sci.SCI09.0.47.0
  • CiNii Articles ID : 130006986018

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