共同研究・競争的資金等の研究課題

2008年4月 - 2011年3月

共同的社会が捕食者対抗戦略としてハダニ類で収斂進化したとする仮説の総合的検証

日本学術振興会  基盤研究(B) No. 20370006
  • 齋藤 裕

資金種別
競争的資金

スゴモリハダニ属と近縁属にみいだされた発展段階の多様な社会を対象として、それらが基本的に「複数種の天敵」との相互作用を通じた自然選択によって生まれたとする説を総合的に検証した。その結果「天敵-営巣性ハダニ相互作用系が必然的に社会進化を生む」という説を支持する事例を明らかにした。具体的には、ススキスゴモリハダニ2型には、オスの攻撃性変異だけではなく、天敵に対する反撃行動にも様々な変異のあること、この2型には生活史にも有意な差があることもわかった。さらに、世界ではじめてケナガスゴモリハダニに、糸を用いた巣内清掃行動を発見した。