2019年4月 - 2022年3月
聴覚障害者への偏見を変容する要因の検討と介入実践の効果
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、聴覚障害者への偏見の実態を明らかにして、偏見に関わる要因について検討し、聴覚障害者への偏見を減らすための介入実践を行うことを目的としている。まず、日本における聴覚障害者への偏見の実態を当事者への調査やメディアでの聴覚障害者の描かれ方の特徴から検討する。そして、聴覚障害者への偏見を左右する要因として、他者からスティグマをはられるのではないかという懸念であるスティグマ意識と、不確実性、つまりコミュニケーションの際の相手の感情や態度などに対する不確実性という2つの要因を取り上げて、調査および実験的にその効果を検討した。
今年度は、日本において聴覚障害者に対する態度と関わりを持つと考えられるメディアでの描かれ方を調べた。具体的には、聴覚障害者が登場する漫画作品でどのような人物として描かれているかを内容を整理して、その特徴を明らかにしようとした。
また、スティグマ意識と態度との関連について調べるため、本年度は健聴の調査対象者にたいしてオンライン経由での調査を行った。障害におけるスティグマ意識の検討をする前に海外のオリジナル版尺度である性別のスティグマ意識尺度を用いて、性別に関するスティグマ意識について健聴者データで予備的に検討をした。今後難聴の調査対象者のデータを収集して、健聴の調査対象者の結果と比較検討する予定である。
さらに、コミュニケーションにおける不確実性について調べるため、先行研究を参考にオンラインでのシナリオ実験で検討した。コミュニケーションの困難に関わる架空のシナリオを調査協力者に読んでもらい、その状況におかれた場合のシナリオでの登場人物への認知を尋ねた。
今年度は、日本において聴覚障害者に対する態度と関わりを持つと考えられるメディアでの描かれ方を調べた。具体的には、聴覚障害者が登場する漫画作品でどのような人物として描かれているかを内容を整理して、その特徴を明らかにしようとした。
また、スティグマ意識と態度との関連について調べるため、本年度は健聴の調査対象者にたいしてオンライン経由での調査を行った。障害におけるスティグマ意識の検討をする前に海外のオリジナル版尺度である性別のスティグマ意識尺度を用いて、性別に関するスティグマ意識について健聴者データで予備的に検討をした。今後難聴の調査対象者のデータを収集して、健聴の調査対象者の結果と比較検討する予定である。
さらに、コミュニケーションにおける不確実性について調べるため、先行研究を参考にオンラインでのシナリオ実験で検討した。コミュニケーションの困難に関わる架空のシナリオを調査協力者に読んでもらい、その状況におかれた場合のシナリオでの登場人物への認知を尋ねた。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K03347
- 体系的課題番号 : JP19K03347