共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年4月 - 2014年3月

光操作法と神経路特異的破壊法を活用した新しい行動薬理学による負情動生成機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
23300130
配分額
(総額)
20,020,000円
(直接経費)
15,400,000円
(間接経費)
4,620,000円

脳内分界条床核において、神経ペプチドであるCRFとNPYによる神経情報伝達が、痛みによる不快情動生成において相反的な役割を果たすことを明らかにした。また、これら神経ペプチドが分界条床核II型神経細胞に選択的に作用し、その活動をCRFは促進し、NPYは抑制することを示した。さらに、組織学的解析により、分界条床核II型神経細胞の活動亢進が、腹側被蓋野ドパミン神経の活動を抑制することにより不快情動を惹起する可能性を示し、痛みによる不快情動生成の神経機構を明らかにした。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-23300130/23300130seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 23300130