講演・口頭発表等

2007年

液相還元選択析出法調製Ni触媒の熱安定性

石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
  • 砂川 洋二
  • ,
  • 高橋 英志
  • ,
  • 山本 勝俊
  • ,
  • 村松 淳司

開催年月日
2007年 - 2007年
記述言語
日本語
会議種別
主催者
公益社団法人 石油学会

液相還元選択析出法調製Ni/TiO2触媒のTEM観察から、平均粒径6 nmのNiナノ粒子がTiO2表面に担持されているのが確認された。ただし、比表面積10 m2・g-1の担体では、担持されていないNi粒子も観察された。これは、より表面積の大きな担体を用いることで、すべてが担持されるように改善された。また、TEM内で、昇温過程におけるサンプルの直接観察を行った。液相還元選択析出法で調製したNi/TiO2は、含浸法で調製したものに比べ、非常に高い熱安定性を示し、500℃においてもその粒径を概ね保持していた。これは化学吸着に由来するNi-TiもしくはNi-O-Ti結合が多数形成されているためであると推察される。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11523/sekiyu.2007f.0.3.0