共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

英独仏旅行者の情報探索行動に注目したインバウンド促進戦略に関する研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
17K02123
体系的課題番号
JP17K02123
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円
資金種別
競争的資金

本研究では、欧州旅行者の情報探索行動に注目し、欧州旅行者が日本に関する情報、特に欧州で人気が高まっている日本のポップカルチャー(JPC)に関連する情報を探索する際に、どのような情報源の利用パターンが見られるのか、またその利用パターンはどのような要因によって規定されるのかを探索的に明らかにし、欧州における効果的な訪日インバウンドプロモーションに対する示唆を示すことを目的としている。
2018年度は、本研究が対象とする英独仏3か国の中でも、ドイツおよびフランスを対象として調査を実施した。具体的には、ドイツを対象とする調査は、JPC関連のイベントであるDokomiの会場において、来場者を対象として実施した。また、フランスを対象とする調査としては、JPCに対して関心をもつフランス人を対象としてオンライン調査を実施した。これらの調査結果を分析すると、近年は欧州旅行者がJPCに関する情報を探索する際に、オンライン上の情報源が積極的に活用されており、SNS、動画サイトの利用度が特に高いことが示された。他方、伝統的な情報源である雑誌や友人・知人のクチコミの利用度は相対的に低くなっていることが示された。ただし、オフラインの情報源であるJPC関連のイベントは、会場で得られる情報の信憑性が高く評価されており、重要な役割を果たしていることが明らかにされた。
さらに、独仏いずれの分析結果においても、JPCに対して好意的な態度が形成されると、直接的または間接的に訪日意図に対して正の有意な影響を及ぼすという結果も示された。したがって、現段階での分析結果に基づけば、欧州旅行者がJPCに対する情報探索行動を通じて、JPCに対する好意的な態度を形成するとすれば、そのことにより実際の訪日行動に結び付く可能性が高まると考えられる。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K02123
ID情報
  • 課題番号 : 17K02123
  • 体系的課題番号 : JP17K02123

この研究課題の成果一覧

論文

  1

書籍等出版物

  2

講演・口頭発表等

  1