2018年4月 - 2021年3月
欧州における日本のポップカルチャー・イベントの形成・発展プロセスに関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 18K11875
- 体系的番号
- JP18K11875
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,420,000円
- (直接経費)
- 3,400,000円
- (間接経費)
- 1,020,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究課題は、これまでの研究で導出された、国内外で開催されるジャパニーズ・ポップカルチャー・イベント(JPCE)の形成発展のパターン(新規来場者群を取り込んでいくインタラクション型と、新たな来場者と既存の来場者とのインタラクションを創出するプラットフォーム型)に加えて、新たなパターンを抽出しモデルを精緻化することを目的とする。
平成30年度は、JPCEの有力コンテンツの一つになっているコスプレに注目し、ワールドコスプレサミットが開催される大須商店街と名古屋市役所の担当部署へのインタビュー調査を行い、観光とJPCEイベントのヴェニュー運営者に対するデータを収集した。
11月のスペイン・バルセロナで開催されたSalon del manga(SDM)視察に際しては、主催者であるFicomic社に加えて、出展者である現地出版社、日本のコンテンツをスペイン語圏に紹介しているエージェント、日本カタルーニャ友好親善協会、在カタルーニャ総領事への聞き取り調査を実施することができた。
SDMは元来アメリカン・コミックのイベントとして始まり、マンガを導入することで大きく成長したイベントである。これまでに調査したJPCEとは異なり出版社が主体となり運営しているが、バルセロナにおける日本関連の一大イベントとしての評価を得ており、新たな形成・発展パターンを導出できる可能性が高い。
今年度の成果として特記しておくべきことは、海外の研究者からインタビュー調査を受けたことである。一件目はリスボン大学でコンテンツ・ツーリズム研究を行っている博士課程の大学院生で、二件目は韓国対外経済政策研究院の経済政策担当研究員である。前者は日独産業協会に掲載した英文のエッセイ、後者は2017年に公表した学術論文をきっかけとして来た依頼であるが、JPC、JPCE関連情報への関心が高まっていることの証左ではないだろうか。
平成30年度は、JPCEの有力コンテンツの一つになっているコスプレに注目し、ワールドコスプレサミットが開催される大須商店街と名古屋市役所の担当部署へのインタビュー調査を行い、観光とJPCEイベントのヴェニュー運営者に対するデータを収集した。
11月のスペイン・バルセロナで開催されたSalon del manga(SDM)視察に際しては、主催者であるFicomic社に加えて、出展者である現地出版社、日本のコンテンツをスペイン語圏に紹介しているエージェント、日本カタルーニャ友好親善協会、在カタルーニャ総領事への聞き取り調査を実施することができた。
SDMは元来アメリカン・コミックのイベントとして始まり、マンガを導入することで大きく成長したイベントである。これまでに調査したJPCEとは異なり出版社が主体となり運営しているが、バルセロナにおける日本関連の一大イベントとしての評価を得ており、新たな形成・発展パターンを導出できる可能性が高い。
今年度の成果として特記しておくべきことは、海外の研究者からインタビュー調査を受けたことである。一件目はリスボン大学でコンテンツ・ツーリズム研究を行っている博士課程の大学院生で、二件目は韓国対外経済政策研究院の経済政策担当研究員である。前者は日独産業協会に掲載した英文のエッセイ、後者は2017年に公表した学術論文をきっかけとして来た依頼であるが、JPC、JPCE関連情報への関心が高まっていることの証左ではないだろうか。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K11875
- 体系的番号 : JP18K11875
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
2-
Proceedings: the EURAM 2020 Conference 2020年12月 査読有り招待有り筆頭著者
-
Proceedings: cfest>NEW CHALLENGES IN THE DIGITAL AGE? — — 2019年11月 査読有り筆頭著者
MISC
2-
青山総合文化政策学 11(1) 86-92 2020年3月
-
青山総合文化政策学 11(1) 83-85 2020年3月
書籍等出版物
2-
Routledge: London, UK 2022年2月
-
同友館 2020年6月 (ISBN: 9784496054884)
講演・口頭発表等
6-
The art market, heritage and sustainable local development, RAM-T, International workshop 10 2025年7月2日 Researching Art Markets past & present: Tools for the future
-
「Meet Up in AGU 2024 響け、青学マインド:青山から未来へ、革新的研究の波動。」 2024年12月4日 青山学院大学
-
渋谷4大学講演会「渋谷区と観光」 2024年10月26日 招待有り
-
EURAM 2020 conference 2020年12月5日 EURAM (European Academy of Management)
-
日本商業学会 第70回全国研究大会 2020年9月19日
-
13th Conference of the European Sociological Association 2017年8月31日
