共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2024年3月

負債の動態をめぐる比較民族誌的研究:アジア・アフリカ・オセアニア農村社会を中心に

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

課題番号
19H01388
体系的課題番号
JP19H01388
配分額
(総額)
17,030,000円
(直接経費)
13,100,000円
(間接経費)
3,930,000円

2020年度は、8月26日・27日、3月2日・3日の2回、のべ4日間にわたって共同研究会を開催し、計8名の研究者が実地調査や文献調査に基づく報告を行った。また3月3日の研究会では、映像作品『ラ・デット/負債 ― 地獄の連鎖を断ち切るために』の共同鑑賞を実施し、リーマンショックから欧州債務危機にいたるマクロな経済問題を文化人類学的観点から検討した。新型コロナウィルス感染症の流行をふまえて海外渡航は断念し、また共同研究会はオンライン方式あるいはハイブリッド方式により実施した。
2021年度は、5月16日、8月10日、10月23日、3月28日の4回、のべ4日間にわたって研究会を開催し、計11名の研究者が報告をおこなった。またこれとは別に、11月6日には日本文化人類学会との共催により公開シンポジウム「人類学からみる現代世界の信用と負債―「人間の経済」に向けて」を開催し、本科研の代表者・研究分担者・研究協力者の4名が報告をおこなった。
以上の共同研究の成果は、各研究者が論文等のかたちで個別に公表したほか、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所のヴィジュアル誌『フィールドプラス』27号(2022年1月)の特集「デット―「負債/負目」研究の最前線」を通じて、ひろく社会へ発信した。また上記シンポジウムの成果論集の商業出版に向けて、登壇者による論文執筆、翻訳、座談会の収録といった準備を進めた。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H01388
ID情報
  • 課題番号 : 19H01388
  • 体系的課題番号 : JP19H01388

この研究課題の成果一覧

論文

  1

MISC

  1

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  16