基本情報

所属
松本大学 教育学部 教授
東京農工大学 名誉教授
学位
教育学博士(筑波大学)

通称等の別名
森まりも
研究者番号
30157854
J-GLOBAL ID
200901050765892533
Researcher ID
E-6797-2013

外部リンク

 研究者としては、相変わらず提示トリック(MORIテクニック)を使った応用社会心理学的実験研究をしています。共同目撃者間の同調について、数年前から10カ国の研究者と国際共同研究プロジェクトを立ち上げて研究をしてきた成果が2019年1月にJARMACに公刊されました。さらに、ポーランドの研究者と研究を進展させ、2020年5月に「事前登録実験報告」という新しいスタイルの論文をApplied Cognitive Psychologyに公刊しました。これをさらに進展させて、コロンビア、トルコ、インド、マレーシアの研究者とも共同で実験を実施する計画です(日波古土印馬計画)。

 一方、中学校教諭の内田昭利先生と10年間かけて共同研究してきた「成功経験による自己効力感と学力の向上を実験的に証明した研究」も2018年11月に成果論文がアメリカ教育研究学会のオープンアクセス誌に公刊されました。同じ実験手法での工藤弘先生(小学校教諭)との共同研究も投稿中です。

 次に力を入れているのが、集団式潜在連想テスト(FUMIEテスト)を活用した「偽装数学嫌い」についての研究です。2018年4月に17年ぶりにこの研究を紹介した本を出版しました。「偽装数学嫌い」は日本だけでなく、台湾や韓国の子どもにも存在すると考え、東南アジアの研究者と国際共同研究を計画しています。台湾のLin先生とはPME40以来の付き合いで、今年(2020年)10月にはLin先生を松本大学にお招きして、数学教育のシンポジウムを開催する予定でした。しかし、新型コロナウィルス騒ぎが収まらず、残念ながら少なくとも10月のシンポジウムは中止になりました。

 教育者としては、2017年4月から松本大学教育学部で教員養成に携わっていて、科学としての教育心理学を教えています。もう前世紀の話ですが、ペンネーム(森まりも)で2冊の絵本と1冊の心理学入門書を出版しました。2018年に17年ぶりに教育心理学の本を出版し、2019年3月にはコアカリキュラムに準拠した教育心理学の教科書を出版しました。70歳までにあと2冊書こうと思っています。(うーん、これは実現しそうにありません。)

 読書人としては、「年間百冊読書する会(DOHC)」を主宰し、「DOHC月報」を毎月ウェブに公開しています。2020年10月で発行丸33年になり、34年目に入ります。

 家庭人としては、2人の息子が独立したので、長野市で妻と2人暮らしになりました。一昨年カナダから帰国した息子家族には2人の子どもがいて、爺業にも精を出しています。


研究キーワード

  93

経歴

  7

論文

  51

MISC

  114

書籍等出版物

  14

講演・口頭発表等

  11

共同研究・競争的資金等の研究課題

  26

その他

  3
  • 13
    2020年8月 - 現在
    守 (2019ab)で「百点をつけるテスト」をするべきであるという主張をした。 この主張を、新型コロナウィルス感染症対策のためにオンライン授業となった 2020 年度前期の「教育心理学」(教育学部 2 年生必修:履修登録者 92 名)で自ら実践し てみた。オンラインでの課題提出では、不十分な解答を学生に何度でも修正させる ことができるという利点がある。そこで、この利点を活かして、すべての学生が「百 点」になるまで、何度でも挑戦できるような記述式テストを実施した。最終試験は 成績提出までの時間的制約があって「何度でも再挑戦させる」ことは難しいため、 「中間テスト」をこの実践の対象とした。テスト問題は授業で取り扱った 10 の用語 について「数行程度で記述説明する」ことを求めるものとした。問題用紙を配布し、 自宅で「何をみても良いので解答を記入して提出する」よう指示し、約1週間の解 答期間を与えた。数回のやりとりで「全員が百点になる」と期待したが、10 回以上 の修正後でも、最終的に「百点」を取れた学生は 91 名中 79 名に留まった。また、 採点する教員の負担が過重になるという問題点もわかった。
  • 21
    2020年8月 - 2020年9月
    従来から実施して来た大学授業での「小グループに分かれてのディベート実 習」を、新型コロナウィルス感染症対策のためにオンライン授業となった 2020 年度 前期の「教育心理学」(2 年生必修:履修登録者 92 名)でどう実現するかについて模 索した。最終的には、マイクロソフト Teams の Private Channels を使うことで実現で きた。履修学生92名をあらかじめ4-5人ずつPrivate Channelに割り当て、さらにデ ィベート時には、3 チームずつを別の Private Channel にも割り当てることで、階層的 に 2 段階のグループ分けをし、オンラインディベートが可能となるよう工夫した。 半期 13 回の授業のうち、6 回でオンラインディベート実習を行ない、従来と変わり なくディベートができることを確認した。学生からの評価も従来同様におおむねデ ィベートに肯定的であった。