2013年4月 - 2016年3月
液晶乱流が拓くマクロ非平衡系の実験統計力学
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(A)
本研究では、電気的に駆動した液晶の乱流状態を用いて、吸収状態転移と呼ばれる種類の相転移現象や界面成長現象における新たな普遍的物理法則の探求を行った。吸収状態転移については、符号反転対称性のもとでの臨界現象を測定するために最適な実験系を同定し、その実現に向けた諸測定を行った。界面成長現象については、(1)円から外向きに成長する界面、(2)円から内向きに成長する界面、(3)成長速度の異なる2領域中を成長する界面の3通りにおいて、界面ゆらぎにそれぞれどのような統計則が出現するか実験的または数値的に観測し、実験とモデルの比較や理論家との連携を通じて、結果の普遍性を検討した。
- ID情報
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- 課題番号 : 25707033
この研究課題の成果一覧
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MISC
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日本液晶学会誌 24(4) 218-227 2020年10月 査読有り招待有り
講演・口頭発表等
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2022年 第69回 応用物理学会 春季学術講演会 2022年3月23日 招待有り
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Autumn Meeting of the Brazilian Physics Society 2021 2021年6月23日 招待有り
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講師Microsoft Project Users Forum (MPUF) MPUF研究開発プロフェッショナルの流儀 第21回 オンライン 2022年12月21日
社会貢献活動
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