Kazuaki Kato

高校部活動の拡大と高校生文化の変容に関する研究

歴史的，計量的なアプローチから，高校部活動について研究してきました。

体育学，スポーツ科学的な研究とは異なる，教育社会学的な視点からの部活動研究を目指しています。

これまで主に次の点を検討してきました。

・戦後の運動部活動の拡大過程とその影響

・戦後初期文化部活動の活動実態と縮小過程

・1990年代以降の部活動と勉強の関係性の変化

・部活動拡大や授業時数増加による生徒の学校への関わりの変化

以上の成果をもとに，博士論文では「学校化」や「メリトクラシー」をキーワードにして，高校部活動や高校生文化の変容を論じました。

小学生から高校生までのスポーツ経験に関する研究

博士論文までは高校生をメインターゲットにしていましたが，最近は小学生まで視野に入れて，青少年のスポーツ経験の歴史や現状を検討しています。

小学生のスポーツ経験がどう変わってきたのか，小学生のスポーツ選手への夢はどう変わったのかを分析しています。

そのほかに，教員の労働環境や勤務時間管理についての共同研究にも取り組んでいます。

また生徒の学校参加に関する研究も進めたいと思っています。

ウェブ公開されていない論文については，抜き刷りをお送りしますのでご連絡ください。