論文

査読有り
2017年1月

光計測を用いた幌延深地層研究センターの立坑周辺岩盤における長期挙動評価

第14回岩の力学国内シンポジウム講演論文集(インターネット)
  • 畑 浩二
  • ,
  • 丹生屋 純夫
  • ,
  • 青柳 和平

開始ページ
6
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別

北海道幌延町に位置する日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究センターでは、高レベル放射性廃棄物地層処分技術の信頼性向上に係わる種々な研究を実施している。その内、空洞周辺岩盤の長期挙動モデルを開発するため、深度350m以深の立坑を対象に掘削前から掘削完了後の維持管理期間にわたって力学的・水理学的挙動に着目し、光式のAEセンサ・間隙水圧センサ・温度センサを用いて長期計測を継続中である。計測結果から、掘削時には立坑壁面に近いほどAE、間隙水圧および温度の変化は大きく、壁面1.5m程度までを掘削損傷領域と評価した。一方、掘削後の維持管理段階では、力学的な損傷領域の広がりは認められないが、立坑近辺では不飽和領域が広がることが認められた。

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