論文

査読有り
2015年3月

「心理的財布と購買行動の関係性のモデル化-階層ベイズ閾値ポアソン回帰モデルの 提案-」

応用統計学
  • 宮津和弘
  • ,
  • 佐藤忠彦

44
3
開始ページ
161
終了ページ
182
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.5023/jappstat.44.161
出版者・発行元
応用統計学会

本研究は,心理的財布と関連して,消費者の心的構成を考慮した購買点数の生起メカニズムをモデル化し,その現象を明らかにすることを目的とする.本研究では,①消費者の購買時における心的状況を表す心的負荷,②心的負荷と閾値パラメータの大小関係で心理的財布の切換が生じる構造を表現する階層ベイズ閾値ポアソン回帰モデルによる購買点数生起メカニズムの2つをモデル化する.モデルの推定は,マルコフ連鎖モンテカルロ法で実施する.小売店舗のID付POSデータを用いて実証分析した結果,消費者の購買意思決定には購買時の心的状況が間接的に影響し,心理的財布の違いによって購買点数の生起メカニズムに差があることを示した.また,副次的であるが,提案モデルを用いると消費者ごとの給料日が推定できることも示した.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5023/jappstat.44.161
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005160393
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00330942
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/027165418
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JLC/20022962766?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.5023/jappstat.44.161
  • ISSN : 0285-0370
  • CiNii Articles ID : 130005160393
  • CiNii Books ID : AN00330942

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