2019年4月 - 2022年3月
機械学習を利用した自己組織化マップによる急性脳症の早期診断および予後予測法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本年度は、多施設共同研究先から入手した追加症例についてさまざまな脳波解析を行った。結果として、
1.Phase lag index (PLI)を行い、Theta周波数帯域においてけいれん重積型急性脳症患者の全電極平均PLI値は、熱性けいれん患者と比較し有意に高値を示した。また、Theta周波数帯域におけるけいれん重積型急性脳症患者の最大PLI値も熱性けいれん患者と比較し有意に高値を示した。上記の内容をThe International Child Neurology Association virtual Congress 2020にて発表した。
2.双極誘導を用いたPower spectrum analysisによるけいれん重積型急性脳症と熱性けいれん重積患者4例毎の経過評価を行った。けいれん重積患者のBetaおよびGamma周波数帯域Power値は、熱性けいれん患者の値と比較し発症急性期から8病日まで高値を示すことが明らかになった。この内容は、The 21st Annual Meeting of the Infantile Seizure Societyにて発表した。
3.双極誘導を用いたPower spectrum analysisを行い、マッピング評価を行った。けいれん重積型急性脳症では、熱性けいれん重積患者と比較し絶対値Power値が全電極において低下していることをカラーマップ表示することに成功した。この詳細については論文を作成中である。
今後は、機械学習を用いてカラーマップや数値データから鑑別できるか検討を進めていく予定である。使用する解析方法としては、機械学習と自己組織化マップを使用する。機械学習については、現在プログラミングを開発中である。また、自己組織化マップについては、専門家の指南の元研究を実行中である。
1.Phase lag index (PLI)を行い、Theta周波数帯域においてけいれん重積型急性脳症患者の全電極平均PLI値は、熱性けいれん患者と比較し有意に高値を示した。また、Theta周波数帯域におけるけいれん重積型急性脳症患者の最大PLI値も熱性けいれん患者と比較し有意に高値を示した。上記の内容をThe International Child Neurology Association virtual Congress 2020にて発表した。
2.双極誘導を用いたPower spectrum analysisによるけいれん重積型急性脳症と熱性けいれん重積患者4例毎の経過評価を行った。けいれん重積患者のBetaおよびGamma周波数帯域Power値は、熱性けいれん患者の値と比較し発症急性期から8病日まで高値を示すことが明らかになった。この内容は、The 21st Annual Meeting of the Infantile Seizure Societyにて発表した。
3.双極誘導を用いたPower spectrum analysisを行い、マッピング評価を行った。けいれん重積型急性脳症では、熱性けいれん重積患者と比較し絶対値Power値が全電極において低下していることをカラーマップ表示することに成功した。この詳細については論文を作成中である。
今後は、機械学習を用いてカラーマップや数値データから鑑別できるか検討を進めていく予定である。使用する解析方法としては、機械学習と自己組織化マップを使用する。機械学習については、現在プログラミングを開発中である。また、自己組織化マップについては、専門家の指南の元研究を実行中である。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K17362
- 体系的課題番号 : JP19K17362