2018年
進行消化器癌における体組成と予後との関連
新潟医学会雑誌
- 巻
- 132
- 号
- 10
- 開始ページ
- 350
- 終了ページ
- 352
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟医学会
近年、様々な疾患で体組成が病態や予後と関連していることが報告されている。我々の検討で、経動脈的治療を行った進行肝細胞癌症例のうち、骨格筋の6ヵ月間変化率が-4.6%未満の症例は予後不良であることが明らかとなった。また低皮下脂肪量も予後不良因子の一つであることを見出した。膵癌非切除例においては、内臓脂肪量が1ヵ月間で大きく減少した群で予後不良だった。進行消化器癌においては体組成、特にその変化率と予後が密接に関連していることが示唆された。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0029-0440
- 医中誌Web ID : 2020164164
- J-Global ID : 202002258827797044
- CiNii Articles ID : 120006824286
- CiNii Books ID : AN00182415