2014年7月30日
招待講演 Khatri-Rao積拡張アレー処理と圧縮センシングを用いたMUSIC法 (無線通信システム) -- (特集セッション 無線分散ネットワーク)
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
- ,
- 巻
- 114
- 号
- 164
- 開始ページ
- 121
- 終了ページ
- 126
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
複数のセンサーにおける受信信号を用いて信号の到来方向を推定する問題は,アレー信号処理の最も基本的かつ古典的な問題の一つであるが,最近,センサー素子数を大きく超える到来波の方向を2次の統計量を用いて推定可能な手法が提案されたり,圧縮センシングの問題とのつながりが明らかにされたりしたことなどから再注目されている.本稿では,空間領域の受信信号モデルやMUSIC (Multiple-Signal Classification)法など到来方向推定の基礎について復習したのち,Khatri-Rao (KR)積拡張アレー処理や,MMV (multiple measurement vector)問題などの到来方向推定に関連する最近の話題を概説する.さらに,KR積拡張アレー処理と,圧縮センシングに基づいたMUSIC法のアイデアを用いることで,到来波数より少ないフレーム時間(統計的性質が同一と見なせる時間)分の観測によって得られた擬定常の受信信号からセンサー素子数以上の到来波を推定することを可能にする手法を紹介する.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009947581
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10060822
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/025636419
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009947581
- CiNii Books ID : AN10060822