MISC

2012年6月21日

サルV1における方位地図の局所構造と神経細胞の方位選択性の関係 : 2光子カルシウムイメージングによる検討

電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
  • 池添 貢司
  • ,
  • 森 理也
  • ,
  • 喜多村 和郎
  • ,
  • 田村 弘
  • ,
  • 藤田 一郎

112
108
開始ページ
59
終了ページ
64
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

一次視覚野(V1)の神経細胞は方位選択性を持ち、方位選択性の強さは細胞によって異なる。方位選択性細胞はその最適方位に従って皮質内で規則的に配列している。本研究では、サルV1で2/3層細胞の選択性の強さが細胞周辺の方位マップの構造、特に局所領域内の細胞が持つ最適方位の多様性と関係するかを検討した。本研究では、鎮痛不動化したサルにおいて方位刺激に対する個々の細胞の応答を2光子カルシウムイメージングで計測した。互いに似た最適方位を持つ細胞が集まる領域では様々な方位選択性をもつ細胞が集まっていたが、互いに異なる最適方位を持つ細胞が集まる領域では方位選択性の弱い細胞が集まっていた。この結果から、サルV1細胞の方位選択性は細胞周辺の方位マップと関係することが示唆される。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009588575
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10091178
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/023814147
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110009588575
  • CiNii Books ID : AN10091178

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