2009年5月
マイナーアクチノイド核変換用燃料を構成する超ウラン元素窒化物固溶体の熱膨張
Journal of Nuclear Materials
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- 巻
- 389
- 号
- 1
- 開始ページ
- 89
- 終了ページ
- 92
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1016/j.jnucmat.2009.01.012
マイナーアクチノイド核変換用燃料を構成する超ウラン元素窒化物固溶体の熱膨張を測定し、その組成依存性を調べた。単相固溶体試料として、(Np$_{0.55}$Am$_{0.45}$)N, (Pu$_{0.59}$Am$_{0.41}$)N, (Np$_{0.21}$Pu$_{0.52}$Am$_{0.22}$Cm$_{0.05}$)N及び(Pu$_{0.21}$Am$_{0.18}$Zr$_{0.61}$)Nを酸化物の炭素熱還元及び金属Zrの窒化により調製した。高温X線回折法により、室温から1478Kの範囲で格子定数を測定し、線熱膨張を温度の関数として定めた。293Kから1273Kの平均線熱膨張係数として、それぞれ、10.1, 11.5, 10.8及び8.8$\times$10$^{-6}$K$^{-1}$を得た。これらの値を、固溶体を構成する成分窒化物の熱膨張係数と比較検証した結果、2から3\%以内の誤差で混合則で近似できることを明らかにした。
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- DOI : 10.1016/j.jnucmat.2009.01.012
- ISSN : 0022-3115