佐藤 和貴

　仙台市出身、高崎市在住。宮城県泉松陵高等学校を経て、昭和音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ演奏家コース卒業。宮城教育大学大学院教育学研究科修了。修士（教育学）。 The International Summer Academy of the Mozarteum Salzburg(オーストリア)にて、Frank Wibaut(2012)、 Andreas Weber(2014)各氏のクラスを修了、ディプロマを取得。これまでイタリア、ドイツ、オーストリア、中国、フランス、ポーランド、ベルギー、オランダなどで海外の音楽教育に関するフィールドワークを行なっている。
　宮城県公立高等学校教諭、東北生活文化大学短期大学部専任講師を経て、現在は高崎健康福祉大学専任講師、小田原短期大学非常勤講師、東北大学大学院教育学研究科博士後期課程在籍。
　教育者としては、学校等での音楽教育実践、講演や公開講座を行っているほか、ピアノ教育においても日本クラシック音楽コンクールをはじめとする審査員を務めている。また研究者としては、自身が代表者を務める「音高認知習得支援のためのメディアを用いた教育手法の研究」が令和3年度科学研究費基盤研究費(C) に採択されている。近年の業績には、著教育情報出版『表現者を育てるための保育内容「音楽表現」-音遊びから音楽表現へ-(2020)』(共著)https://kyoiku-joho.jp/hoiku/ryoiki/1056、「Field Survey Report on Media Artists' Works and Their Educational Methods(Proceedings of the 13th Asia-Pacific Symposium. for Music Education Research)」(2021)、「情報機器を活用した支援方法による高校生の歌唱表現技能の向上 ―「他者との調和を意識して歌う技能」から音の高さに焦点を当てて―(学校音楽教育研究Vol.27)」(2023)などがある。
　また、ピアニストとしては近年の代表的な活動に、KAWAI SENDAI CONCERT No/0026 佐藤和貴ピアノリサイタル(2018)、日本ヒナステラ協会主催第１回ヒナステラ⽣誕⽉間祭オンライン⾳楽コンクール入選(2020)、仙台市戦災復興記念館コンサート「春風の調べ〜ピアノの音色とともに〜(仙台市戦災復興記念館主催)」(2013-2023)などがある。また、インターネット上の活動として、自身のYouTubeチャンネル https://youtube.com/@kazukisato を公開しているほか、代表的な作品にとして、公益財団法人宮城県文化振興財団みやぎ文化芸術応援事業トモシビ・プロジェクト「近代ヨーロッパのピアノ文化を聴く」採択(2021)。https://youtu.be/ORH4lZXDW9Q　 、みやぎ文化芸術活動支援事業みやぎアート・プロジェクト「知られざるイタリア歌曲の魅力」採択(2022)。https://youtu.be/mz5o0BU0e-k がある。
　教育者、研究者、ピアニスト、三位一体の音楽家として活動している。（2023年6月現在）