2016年4月 - 2019年3月
バックキャスト法による放射性物質汚染に対するモニタリング・対策の戦略研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
溶存態放射性Csに着目した調査研究により、水環境中の濃度形成に対する森林リターからの溶脱やダム湖底質からの溶出の直接的寄与を明らかにした。一方で、農業用水による玄米中の放射性Cs濃度への影響は確認出来なかった。また、広域モニタリングデータの収集と解析によって、河川水系でのCs-137分配係数は水系によって異なるが時間的な変化傾向は認められないこと、河川水中の溶存態濃度形成に土地利用が強く影響することを確認した。
これらから、中長期的な水環境における放射性Csモニタリングのあり方として、地点を合理的に絞りつつ、検出下限値を0.01-0.1Bq/Lに設定した溶存態濃度測定の重要性が示唆された。
これらから、中長期的な水環境における放射性Csモニタリングのあり方として、地点を合理的に絞りつつ、検出下限値を0.01-0.1Bq/Lに設定した溶存態濃度測定の重要性が示唆された。
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- 課題番号 : 16H01791
- 体系的課題番号 : JP16H01791
この研究課題の成果一覧
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Geophysical Research Abstracts. 2019, Vol. 21, p1-1. 1p. 2019年3月