MISC

2017年

福島地域の河川において放射性セシウム含有微粒子がセシウムの固液分配に与える影響

日本地球化学会年会要旨集
  • 三浦 輝
  • ,
  • 栗原 雄一
  • ,
  • 坂口 綾
  • ,
  • 長尾 誠也
  • ,
  • 田中 万也
  • ,
  • 桧垣 正吾
  • ,
  • 高橋 嘉夫

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記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人日本地球化学会

<p>本研究では、河川懸濁粒子中の全放射性セシウム(RCs)量に対する不溶性の放射性セシウム含有微粒子(CsBP)中のRCs量の割合を求めることで、CsBPがKdに与える影響を調べることを目的とした。試料として、フィルターによるろ過によって採取された河川懸濁粒子と、ろ過後の河川水を用いた。イメージングプレートを用いたオートラジオグラフィーと湿式分離法により懸濁粒子中のCsBPを分離した。放射能測定により、懸濁粒子中の全RCs量に対するCsBP中のRCs量の割合を求め、RCsの影響を除いた真のKd値を推定した。河川懸濁粒子の採取に用いた全フィルターの約90%ではCsBPは見つからなかったが、見つかった場合には懸濁粒子中の全RCsの1-46%程度がCsBP中のRCsであることがわかった。特に、2014年と2015年の口太川では30%、46%と高い割合を示した。これは口太川が、RCs沈着量が高い山木屋地区を集水域に持つためと考えられる。</p>

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201802232080753545
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006198771
ID情報
  • J-Global ID : 201802232080753545
  • CiNii Articles ID : 130006198771
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000370282016

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