2012年
ベケットを読む女 : バスのうえのコトバ : 意味(センス)と無/意味(ナンセンス)とコエ(声)の言語操作 : davis & voice & sentence
研究集録
- 巻
- 号
- 150
- 開始ページ
- 45
- 終了ページ
- 55
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岡山大学大学院教育学研究科
New York の短編小説家Lydia Davis(1947-)の"Southward Bound Reads Worstward Ho"(2007) は,Samuel Beckett(1906-89)を再話する(あるいは,再話している…再話しているんじゃないかと解釈できる)。 文質(intensity of sentence; sentence quality)―文の質度―というものがあるとして,あるとしてだが,そして,それが作家の比較に少しでも役にたつとするならばだが…,この二人は,とても似通っている。 そのことを,Davis の中の作家的Beckett 的要因としての類似として指摘するに終わるだけではなく,はたまた,Davis 自身のインタビューでの同様の同意を繰り返すだけでもなく,ここでは,re-edit のコンセプトを導入して,本論の試みの礎とし,'ベケットを読む女'としてのモチーフを展開する。
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40019424424
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12338258
- ID情報
-
- ISSN : 1883-2423
- CiNii Articles ID : 40019424424
- CiNii Books ID : AA12338258
- identifiers.cinii_nr_id : 9000002338366