基本情報

所属
東海大学 農学部 食生命科学科 生物化学研究室 教授
(兼任) 農学研究科 教授
(兼任) 生物科学研究科 教授
(兼任) 先進生命科学研究所 教授、ユニット長
学位
博士(工学)

研究者番号
00469397
J-GLOBAL ID
200901005703778798
researchmap会員ID
6000020938

外部リンク

「酵素」について以下のようなテーマで研究を行っています。

  • 藍染めの藍建て発酵に関与する「耐熱性インジゴ還元酵素」の研究
  • 食虫植物由来昆虫消化酵素「キチナーゼ」の研究
  • 100℃でも安定な「超耐熱性脱水素酵素」の機能解析とX線結晶構造解析
  • 乳酸菌の「多機能性に関与する脱水素酵素」の研究
  • 特異的農薬開発を目的とした植物疫病菌の「L-スレオニン脱水素酵素」に関する研究

 

【 研究内容】
 生体内で起こる化学反応を触媒するタンパク質を酵素と呼びます。酵素は発酵食品や医薬品など私達の身の回りで昔からたくさん利用されています。酵素は顕微鏡では見えないくらい小さな生体分子ですが、特定の立体構造を正しく取ることによってはじめて働くことができます。多くの病気は酵素が正しく働かないことにより生じるため、酵素の機能(働き)や、立体構造(形)を明らかにすることは新しい治療薬を作り出すことにもつながります。  
 生物化学研究室では、藍染めや植物の疫病に関わる酵素に焦点を当て、酵素の機能や立体構造を明らかにすることで、生化学的な視点で藍染めを解明したり、植物病原菌に対する新しい農薬の開発を行っています。また、酵素反応を抗がん剤などの有用化合物の合成へ応用する研究も行っています。酵素の唯一の弱点として安定性の低さが挙げられますが、温泉などで生息する好熱菌が生産する酵素の安定性が非常に高いことに着目して耐熱性の酵素を利用することでこれらの弱点が克服できると考えて研究を行っています。

Instagram  https://www.instagram.com/tokai_biological_science/


主要な論文

  67

MISC

  2

主要な講演・口頭発表等

  57

所属学協会

  6

Works(作品等)

  22

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8